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SS7からRevitに変換する方法その3_差分変換【2022年版】

この記事は、SS7(○○.ikn)の変更カ所のみを、Revit(○○.rvt)に変換する手順です。
※変更カ所を「差分」と呼びます。
※変更カ所のみ上書きすることを「差分変換(=差分インポート)」と呼びます。

以下の作業は終っている状態からスタートします。
SS7からRevitに変換する方法その2新規作成

<目次>
0 SS7で部材を変更する
1 ○○2.cad7  の作成
2 ○○2.stb  の作成

3 Revit  で読み込む
 3-1「Revit」起動
 3-2 テンプレートを開く
 3-3「ST-Bridge LINK」→差分インポート
 3-4 stbファイル選択
 3-5 生成する部材を選択
 3-6 タイプを選択
 3-7 変換完了

0. SS7で部材を変更する

0-1「SS7」起動
0-2 断面変更 :3階X方向大梁せい H-700 から H-300 へ
0-3 レべル変更:大梁一本のみ 梁天レベルを ±0 から -300 へ
0-4 部材削除 :5階 7~8通間の部材をすべて削除
0-5 準備計算を「結果1」に保存
0-6「SS7」終了

↓ 0-2以降の操作動画(音声なし・ループ再生)

1. ○○2.cad7 の作成(差分インポートver.)

1-1「SS7」起動
1-2「物件データ」を開く(準備計算まで計算しておく)
1-3「結果の一覧」 → 「結果★」を選択
1-4「CADリンク」をクリック → ファイル名 ○○2.cad7 → 保存
※前回の変換に使用したCAD7ファイルを上書きせず、違うファイル名で保存する

↓ 1-3以降の操作動画(音声なし・ループ再生)

( STBビューワーで形状の確認をすることも可能 )

2. ○○2.stb の作成(差分インポートver.)

2-1「SS7 ST-Bridge変換プログラム」起動
2-2「GUID継承ファイル」○○1.cad7選択
2-3「読込ファイル」  ○○2.cad7選択 → OK
2-4 ログを確認

<補足>
2-2で「GUID継承ファイル」を指定する行が表示されなければ
SS7 ST-Bridge変換プログラムを2022年3月以降のバージョンにアップデートする

↓ 2-1以降の操作動画(音声なし・ループ再生)

2. 3 Revit で読み込む(差分インポート)

3-1「Revit」起動
3-2 上書きしたいプロジェクト「○○.rvt」を開く
3-3「JP構造」タブ → 「ST-Bridge LINK」→ 「差分インポート(断面+詳細位置)」をクリック

<差分インポートの種類によるインポート(上書き)項目>
・差分インポート(断面のみ)→部材の断面変更のみ
・差分インポート(断面+配置)→部材の断面変更、削除、追加
・差分インポート(断面+詳細位置)→部材の断面変更、削除、追加、詳細位置※
※詳細位置・・・部材のレベルや寄りなど

3-4「stbファイル」選択  → ○○2.stb選択
3-5「☑ 部材を生成する」にチェックが入っていることを確認 → 次へ
3-6 変換部材を選択 → 次へ
  ~ 変換時間(待ち時間 約2分)~ 
3-7「変換ログ」が表示されれば変換完了

↓ 3-3以降の操作動画(音声なし・ループ再生)

以上で、SS7からRevitへの差分変換が完了です。

【関連記事】SS7からRevitに変換する方法その1
【関連記事】SS7からRevitに変換する方法その2

【関連サイト】Youtubu動画 Revitでの差分変換セミナー(オートデスク+ユニオンシステム)
(2021年11月開催。操作デモは、8’00″~33’00″。)
(デモではST-Bridge変換プログラムに「GUID継承ファイル」を選択する行があるが
 この機能がリリースされたのは数か月後。)

<補足>
この差分インポート機能がリリースされたのは2022年3月。
それまでは、一度Revit上で部材とファミリを削除して、読み込みなおしていました。
例)SS7で大梁を一本変更した場合でも、Revitで大梁をすべて削除して大梁のみインポートする

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