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Revitモデルを Autodesk Viewer で閲覧する

  • 2021.11.23

Revitのモデルは、無償ツールの Autodesk Viewer(オートデスク ビューワー)でも閲覧することができます。
存在は知っていたのですが、自分は BIM360(有償ツール)で閲覧しているためあまり使うことはありませんでした。
人に紹介するにあたって試しに使ってみたところ、意外にスマートなツールだったので驚きました。
できることが閲覧に限られている分、操作も簡単でした。(スマホ感覚)
備忘録として、使い方などを簡単にまとめておきます。

<Viewerの特徴>
・無償
・ブラウザで利用(ソフトのインストール不要)
・Revitの3Dビューを、回転・切断・ウォークスルーなどで自在に閲覧できる。
・Revitで設定した2Dシートも見れる。
・印刷はできることはできるが、制限あり。
・AutoCadなども閲覧できる。
・デジタル上での赤書き(マークアップ)機能もある。

1. Viewer でモデルを開く

・下記のリンク先を開く
   https://viewer.autodesk.com/
・オートデスクアカウントでログイン
・Revitデータをエクスプローラーなどからドラッグ&ドロップ
以上です。
初回だけでなく、毎回この流れで開きます。

2. ツールバー(画面下側)

画面下側にツールバーがあり下記のようなアイコンがあります。
・オービットボタン 回転できます
・画面移動     (そのままですが)移動できる
・一人称視点    ウォークスルーができる
・計測       距離や角度を計測できる。設定で単位を変更できる。
・断面       任意の断面図をみる
・分解       分解できる(説明が難しいのですが、ぜひやってみてください、斬新です)

3. その他の機能 

・左側のビューリストで、3Dビューや2Dシートを選択できます
・部材をクリックすると、プロパティも見れる

<プロパティ表示の例>
・梁を左クリックで選択
・右クリックでメニューを表示
・「プロパティを表示」を選択
以上で、梁寸法、レベルなどRevitと同様のプロパティを確認できます。

・右上の印刷ボタンで印刷ができる

<印刷の注意点>
・Autodesk Viewer のロゴが印刷される
・ファイル名が印刷される
・ロゴなどによる外周の余白を削除することができない
→提出物としては使えないが、内部資料としては使用可能。

Revitが操作できない人に、Revitのままみてもらえると、Revit担当者としては効率がよく、
逆に、Revit担当者に対して「PDF出力をつくってください」とお願いするより「Revitデータを共有してください」の方がかなり気が楽です。
これは使えるツールだなと思いましたのでご紹介しました。

<関連記事>
BIM360でできること
BIM360無償体験版の入手方法
Viewer(ビューワー)以外でRevitのデータを共有できる BIM360 Docs に関する記事です。
BIM360 Docs はビューワー機能に加えて、「指摘事項」と呼ばれるコミュニケーション機能があります。
ライセンス料は、80,300円/年(税込)とRevitの5分の1です。

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